STORY
怒りを、大義に鍛え直す。
潼関の戦いで、馬超はわずかな手勢で曹操の本陣に迫った。曹操は鬚を切り落とし、 袍を脱ぎ捨てて姿を隠しながら逃げ延びたと伝えられる。「馬児死せずんば、吾に葬られる地なし」 ――曹操にこれほどの恐怖を刻ませた武将は他にいない。
その挙兵の炎は、曹操に一族を皆殺しにされた復讐という、あまりに個人的な激情から 燃え上がったものだった。だが敗走の末に劉備の下へ身を寄せ、その怒りを大義の下へ 鍛え直したことで、馬超は五虎大将軍の一角として新たな忠誠を築き直した。
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抑えきれない怒りや悔しさは、そのままでは自らを焼き尽くす。 しかし正しい大義の下に置き直せた瞬間、それは誰にも止められない推進力に変わる。